山形の特派員から「くぢら餅」なるものが届いたので、名古屋で研修を行いました。
山形といえば最上川です。
右が三温糖としょうゆ、左が黒糖としょうゆのくぢら餅です。この他に上白糖と塩の真っ白なくぢら餅もあります。
購入場所は米沢駅ですが、山形県内の他の駅の売店等でも見かけたそうです。
「久持良餅…その昔狩りや戦いに出かけるとき携帯食物とし、久しく持ち歩いても良い(変質しない)餅として農民から武士にいたるまで広く愛され、塩やみそで味つけし固くなると焼いて食べるものとされていた。今も最上・村山地方では節句が近づくと米を粉にし、めいめいの農家でくぢら餅を作り、その出来上りを隣り近所の人々と食べ合ひ、腕前を自慢し合うのである。昔の味東北の庶民の味としてご賞味下さいませ。」とのことです。
素晴らしいパッケージデザインです。
鯨肉の柵のようだからくぢら餅と呼ばれているという説もあるそうなのですが、取り出してみると確かにそっくり!
クルミを入れた型に生地を流し込んで蒸しているので、裏返すとたっぷり入っています。
今回は小さく切ってトースターで焼いてみました。砂糖醤油がこんがり焦げたような香りが広がって幸せな気分になります。この見た目は台湾の年糕を思い出します。
表面はサクッ、中はホカホカでやわらかい、という最高の状態でいただくことができました。
しっかりした味付けとクルミの香ばしさがとても合います。
どちらもおいしかったですが、大名古屋すあまビルヂングはあまじょっぱさもお餅の味も楽しめるバランスの良い三温糖が好きです。
秋田のバター餅に続いて、また東北の素晴らしいお餅に出合うことができました。
東北地方にはわたしたちの知らない餅文化がまだまだたくさんあるはずです。いつか周遊餅研修を行いたいです。