台南編の続きです。
高鐡で台北駅へと戻ります。
車内では、台南駅で買った駅弁を食べました。80元。
ボリュームがあって、品数も多くて、温かくて、とても美味しいです。左側のさつま揚げみたいなおかずが好きです。
台北駅に着いたら、タクシーに乗って迪化街へ行きました。旧正月が近いので市場が出ていました。
普段は乾物街として栄えているそうですが、新年を迎えるための買い物をする人たちでごった返していました。
お店の他にも、ピンボールや金魚すくい等があり、お祭りのようでした。
ピンボールをよく見かけたのですが、台湾で流行っているのでしょうか?
永乾食品さんの年糕(ニエンガオ)です。
年糕は「年年糕」とも呼ばれ、仕事や生活が年々高くなるという意味の「年年高」と音が同じであり、縁起が良いものとされています。日本でお正月にお餅を食べるように、台湾では旧正月に年糕を食べるそうです。
年糕は餅米の粉を蒸して作られていて、まさにすあまと同じです!
日本でも大根もちとして親しまれている蘿蔔糕のようにしょっぱいものと、甜年糕という甘いものがあります。
その場で温めたものを試食させてもらいました。フライパンでこんがり焼いた蘿蔔糕はもちもちで海老の味がして、とても美味しかったです。
甜年糕は、パッケージのまま温めていました。こちらもあつあつもちもちでした。
紅豆年糕(小豆入り)と紫米蓮子糕(黒米 蓮の実入り)があり、紫米蓮子糕を買いました。写真左側の大きなブロックで、1つ150元。
台湾のおにぎり飯團等にも使われている黒米の甘いお餅に、ほくほくの蓮の実が入っています。蓮の実に味付けはされていないようで、豆大福の豆のような存在感です。
甜年糕は、温めるだけではなく、小麦粉をつけて揚げて食べるという話を聞いたので、日本に帰ってからやってみました。
甘いお餅を揚げることはなかなかないと思うのですが、外はカリカリ中はもちもちで、香ばしさも加わって、新しい美味しさです!
年糕は旧正月の食べ物ですが、空港でお土産としても売られていました。
こちらはいろんな味があって、ういろうのようです。
餅文化圏の台湾では、たくさんの素晴らしい餅の出会いがありました。すあまや日本の餅との共通点も多く、参考になる点が多かったように思います。
今度すあまが固くなってしまったら、小麦粉をつけて揚げて見ようと思います。
今回は遭遇できなかったのですが、ココナッツミルクの年糕を卵につけて焼くというものもあるそうです。香港での目撃情報がありました。年糕は地域によって少しずつ違うようなので、範囲を広げてまた研修に行きたいと思います。