2016年5月 名古屋ちまき研修

 

5月になると、名古屋にちまき(粽)という餅菓子が現れるという情報を聞きつけ、調査に向かいました。

 

ちまきというとおこわのような中華ちまきを思い浮かべていたのですが、こちらは甘い餅菓子です。名古屋や関西では端午の節句に邪気を払う意味を込めて食べるそうです。

毎年5月1日〜5日のみ販売するお店が多い幻の餅菓子です。

 

今回は松坂屋名古屋店のとらやさんの三種粽です。

3本1セットで1,232円(税込)。

 

葛の「水仙粽」、小豆と葛の「羊羹粽」、砂糖と新粉を蒸してついた「外郎粽」の三種類です。

 

どきどきしながらほどいていきます。

幻の餅菓子にふさわしい厳重なパッケージです。

 

上から羊羹粽、水仙粽、外郎粽です。

美しい佇まい!

 

羊羹粽と水仙粽は、ぷりっとした食感です。控えめな甘さと笹の葉の香りがお上品で、とてもおいしいです。

 

やっぱりすあまに近いのはもっちりした外郎粽です。

シンプルなお餅に笹の葉の香りがとても合います。

すあま系餅菓子の器の広さと無限の可能性を感じました。

 

お店ごとにいろいろなちまきがありそうなので、来年も引き続き調査したいと思います。