岐阜県中津川市に「からすみ」という餅菓子があるという情報を聞きつけ、現地で研修を行いました。
名古屋から中津川までは、快速電車で1時間ちょっとです。
駅を出てすぐのところにあるにぎわいプラザの1階にあるにぎわい物産館を目指します。
と思ったのですが、全面青いシートで覆われています!
営業中でした。よかった。
にぎわい物産館は中津川の名物が集まるお店で、いろんなお店のからすみを一度に購入することができます。
にぎわい特産館
岐阜県中津川市栄町1-1 にぎわいプラザ (JR中津川駅前)
営業時間 8:30〜18:00
休館日 12月29日〜1月3日
入り口に人が座っているかと思ったら像でした。立派なおしり。
中津川といえば栗きんとんが有名です。
茶巾絞りみたいな栗きんとん、名古屋に来てから初めて食べたのですが、大好きです。
物産館に入ってすぐに、第一からすみ発見です。
こちらのコーナーではくるみ以外売り切れでした。
やはり、ここでも餅菓子人気の高さを実感しました。
いろんな味、大きさ、やわらかさのものがあります。
白、桜、よもぎ、黒糖、小豆、栗、くるみ、酒粕など様々でした。
からすみは、もともとボラの卵巣の塩漬けのからすみに似せて作られた餅菓子だそうです。子宝や子孫繁栄の願いが込められた縁起物で、桃の節句のお供えとして作られたのが始まりと言われています。
新居のすわまにそっくりなかたちのお菓子もありました。
名物 栗きんとんソフトクリームも食べました。
栗ではなくて、本当に栗きんとんでした。
休憩所では中津川の癒しDVDが流れています。
竿菓子なところも、食感も、すあまよりもういろうに近い印象です。断面は富士山型。
想像していたよりもやわらかくて、甘さひかえめで、とてもおいしかったです。かたくなってしまったら、少しトーストすると、あつあつもちもちに復活します。
研修を通して、愛知のういろう先輩と同様に、長野から岐阜へのすあま伝播を阻んだのはもしかしたらからすみなのではないかと思いました。また一つ、偉大な餅菓子に触れることができ、よい研修でした。